引いたのか悲しかったのか分からない話 

付き合って割とすぐに合鍵をくれた彼 
彼の部屋で私一人で留守番とかもよくさせてくれて 
「なんか凄い信用されてるなぁ 
でも、信用あってこその恋人関係だしそんなもんか」って思ってた 

でもこの間、彼の部屋の給湯器が壊れた時 
「丁度自分が帰る頃に終わるから」と業者を部屋に残したままデートに来た 
別に業者の人が知り合いとか、昔なじみとかではない 
彼は恋人だから特別私を信用したんじゃなく、そもそも部屋に他人がいようと別に平気だし 
何かされるのでは、とかいう疑いは抱かない人間だった 

私の心が汚れてるのか、彼の危機管理が甘いのか 
どちらにしろ私の「信用されてる!」 
はぬか喜びで少し悲しかった