私が20歳頃の話です。 
サークルの先輩で俺様系な人と付き合ってた。、 
高校時代のワル自慢(チームを率いていた、どこどこをシメた、みたいな感じの)が 
多かったけど、身長190近くて外見が凄く好みだったし、私には優しかった。 
でも、お店でかなり年上の店員さんに対しても命令口調だったり、 
バイクで二人乗りしてるのに(私が後ろ)制限速度を50キロも超えたり 
一応先輩なのでやんわり注意するんだけど笑って私の頭を撫でるだけで 
真面目に聞いてくれなかった。 

ある時、街中で彼がスマホでゲーム(なんかカードを集めるゲーム)しながら歩いていて 
人にぶつかってスマホを落としたんですけど、それでスマホに傷が付いたって激怒。 
相手に「弁償して土下座しろや!」って怒鳴った。 
相手の人はなんか小太りにメガネでなんかオタクっぽい感じの人で、 
「すみません。でも土下座は勘弁して下さいよ」って。 
私も彼に「あなたも悪いよ。やめてよ」って言ったんだけど、聞いてくれなくて「黙れ」って 
私に言いながら相手の胸ぐらを掴んで相手の手から下げてたアニメの紙袋を蹴った。 

そしたら相手の人が何か足をクルって素早く回して彼の足に当てたら?彼の体が 
「ノ」の字みたいな感じで一瞬空中に浮いて地面に落ちて、彼は相手の人からうつ伏せ 
状態で腕をねじり上げられていた。相手の人は凄い早口で 
「まひさんに謝りなさい、まひさんに謝りなさい…」って何回も繰り返してた。 
相手の人は紙袋を反対の手で彼の顔の前に持ってきてたんだけど、なんか金髪でミニスカの 
マンガっぽい女の子の人形が印刷された箱が袋の口から見えたので多分、 
人形に謝れってことだと思う。 
最初彼は「ふざけんな!」って言ってたけど腕をねじられてあっさり「すみませんでした」って 
紙袋に謝ってた(髪の毛をつかまれて頭を地面につけられてた)。 
私は泣きながら「許して下さい」って相手の人にすがってた。 

相手の人が去った後に彼は、「お前に危険が及ぶと悪いから、折れてやったんだよ」って 
私に真顔で言ってきた。その日は一応一緒に帰ったけど、もう限界だと思って別れました