俺は夢のために頑張るから!と言い、就職もしなかった彼氏。 

「俺はクリエイティブな夢のために頑張ってる、お前は現実的すぎる」 
とかうるさくて、自然消滅状態だったのが、一年ぐらいして突然呼び出された。 
連れて行かれたのはなぜかマンションの屋上。 

なんだろうと思っていたら「このマンション、先生の仕事場なんだ」 
漫画家のアシスタントになったらしい。絵の関係の仕事をしたいとはいっていたけれど…。 

その後も延々続く「先生」自慢。で、自分は?漫画家になるの?デビューは?と聞くと、 
「俺は才能あるから、そのうちね。今は先生のところで学ばせてもらっているよ」と上目遣い。 

「槇原敬之の歌に、遠く遠くってあるだろう?俺のことがわかるように、って…」 

単なるアシスタントのくせになんなんだこのナルシストっぶりは、と鳥肌が立って、携帯ごと変えて連絡しなくなった。 
その後なぜか地元に帰ってきたらしいが、「クリエィティブな夢」が叶ったという話はさっぱり聞かない。

夜景を見せたかったらしいです。
「東京の夜景は綺麗だろ」(ドヤ ってずっと言ってました。
先生の仕事場が何階にあるんだか知りませんが。