流行とか人気の物をなんでもすぐ好きになるミーハーな子だった
面白い作品とか、旅行するならどことか、好きな音楽とか、とにかくあらゆる話題で「人気だから最高に決まってる」みたいな事しか言わない
別に本人が楽しんでるだけならどうでもいいけど、俺の趣味まで嘲笑されるのが嫌だった


彼女は長いTVドラマにしか見えないケータイ小説原作邦画を大絶賛し、音楽はランキング番組で人気のCDしか聞かず
俺が好きな役者が出てるからと古い洋画を見たり、インディーズCDから好みのバンドを探したりするのを嘲る

それでもそういう話題を避ければいい子だと思ったのに、友達内で俺が人気な物を否定するひねくれ者だとネタにするらしい事も聞いた

限界と思って、よく張られる例の漫画の1コマを真似してやった
「じゃあ世界一美味い料理食べさせてあげるよ」と言ってマクドナルドに連れて行き
「これが今世界で一番売れていて、世界中の人がみんな食べている食べ物だよ、だから世界一美味しいに決まってるよね?」と言うとムスっとして黙ったのでスッキリした

別に人気の物を否定してるわけじゃないけど、「自分」を持ってない感じが極まってて無理だった