デートの場所はだいたい私宅で、私は料理が趣味だけど小食
彼は多分男性の中でもよく食べる方
私は自分の胃袋と相談する事なく好きなだけ料理を作れるようになり、彼もいつも美味しい美味しいと全部平らげてくれるので本当に毎日楽しかった

そんな感じで三か月くらい経った頃、ふとある事に気付いた
あれ、そういえば私最近全然貯金できてない
減ってはいないものの今までは順調に増え続けていた貯金が、デートの場所が家に固定された時あたりからほとんど増えていない
それどころか最近服買ってない、パーツや部品に何かと金のかかる他の趣味も全然できていない、DVDのレンタルや好きな本も買えていない

そんな事に今まで気付いていなかった自分に愕然とした
そしてその事に気付いてから、なんとなく彼に料理を振る舞うのが憂欝になってしまった
食費2・5倍~3倍くらい、電気代もガス代も跳ね上がってる
少し生活費の負担をしてくれないかと言いたいけど、恥ずかしくてなかなか言えずにいると
彼が「副業として趣味を活かしたアルバイトをしようと思う」「副業の微々たる金で生活費を賄えば、本業の収入は全部貯金にまわせるよね」と
この人家賃も私の半分だし、食費は朝の分しかかからないし、家に帰ってないんだから水道代もガス代も電気代も何もかも微々たる金で賄えちゃうんだ、
思うとすごく落ち込んでしまった
ちなみに二人の給料はほぼ同じ

でも私が悪いんだし、結局これからは生活費を少し負担してもらえる事になったし
自己嫌悪が過ぎて八つ当たり的な感情になってしまったんだと思う
好きな気持ちが戻ってくるように頑張る