営業やってた同級生Aがノルマがきついから、名前だけ貸してくれと言ってきたことがあった。

年会費を払うなんかの会員権だったと思う。


他の友人たちは「名前だけなら」と申し込んだのだが、私はかつて親が似たようなことでえらい目に遭ったことがあるので「ごめん、それだけは無理」と断った。

自分なりに誠意をこめて断ったつもりだったんだが、Aだけじゃなく他の承諾した友人たちまで一緒になって「友達なのに」と責めてきた。

それでも断ったらいわゆる「ハブられ状態」に。

翌年までは何事もなかったらしいが、二年後だかに名前だけだったはずの友人たちのところにどかんと請求書。

Aは音信不通らしい。半狂乱になった友人たちからAの行方をさがす電話が私にも来たけど、こっちはとっくに切られてるんだから判るわけがない。

元・友人たちの口調には被害に遭わなかった私への恨み節がちょっと混じってたけど、そこまで責任持てないよ。