私の通うクラスには、S、T、Oという三人の問題児(全員男子)が在籍しています。


三人ともDQNです。




ウチは結構なマンモス校で、校舎も一つではなく複数あります。
校舎が違うと別の学校のように感じ、噂もほとんど流れてきません。
でもその三人の話は、どの校舎の生徒もばっちり知っているのです。かなり詳しく。


教師にゴミ投げるモノは壊すぼっちじゃ弱いクセに周りに喧嘩売る。
「あいつ(女生徒や女教師)犯そうぜ」と話す。掘られろそしてショックでタヒね。
喧嘩売られた生徒がキレて殴り込みに来てクラス近辺の治安が悪くなり、
クラスメイトも同じ階の他クラスの人達もストレスMAX。


「これやり返しても良くね?」、とクラスでこそこそと案を練っていました。


話し合いでまず出たのは「やり過ぎない」。やり過ぎなければ、やられた時また仕返しできる。
担任やら教科担任やら巻き込んで、少しずつ「お返し」する事に。
先に仕掛けるとこっちが悪くなるので、動きを待ちました。


そして待った結果、何故か私が最初の被害者になってしまいました。マジ解せない


ウチの学校はひっじょーにカラスが多く、被害も多発しています。
コンビニ袋に入れたおにぎりやパンを、窓から入って来たカラスが食べてしまうのです。
そのために戸締り徹底が言い渡されているのですが、あの野郎どもマジざけんな。


私が机のフックに掛けっぱなしにしてしまったおにぎりを窓際に置いた挙句、
わ ざ と 窓を開けたままにしておいたのです。


ちょうど二時間続きの移動教室で誰もいない時間。当然、おにぎりはカラスの犠牲に。
忘れ物を取りに帰った女子から話を聞いて呆然としました。
そののちニヤニヤ笑いでDQN三人にネタばらしをされ、私( ゚д゚)ポカーン。周りも( ゚д゚)ポカーン


こいつら潰すと決意し、その日(三週間くらい前)から「お返し」を始めました。


お返し、と言っても可愛いものです。机を蹴る、どつく、頭に黒板消しを落とす、笑顔で悪口。こんな程度。
カラスのおにぎり被害は忠実に相手の弁当で再現してあげました。
他クラスの人も手伝ってくれたので、思ったより効果は大きかったようです。
脅されましたが、クラスメイトから借りたレコーダーで録音ばっちり。
決定的な出来事が起こったのは、一昨日の昼休みでした。


昼休み、私は友人三人と一緒にお弁当を食べていました。
いつもはいないのに今日に限っているDQNを見て、少し嫌な予感がしました。
そしたらその中の一人、Oがいきなりこっちに向かってきました。
私は友人たちに、こっそりと教師を呼ぶよう頼んで下がってもらいました。


O「色々やってんのお前だろ」
『シラネ』
O「んだよその態度」
『てめえらが今までやって来た事振り返れ』
O「俺らにそんな事していいと思ってんの? お前しばかれるよ?」
『 は ぁ ?』


マジこいつら脳みそ無いと思った瞬間、
Oが私の弁当を床にたたき落とした。


これが購買の弁当なら、まだ違った…かも知れません。
でも、落とされたのは母の手作り弁当。
それだけでも万死に値するのに、あろうことかそいつは弁当を踏みつけました。
ぐちゃぐちゃに。
「あーよごれた。舐めろ」とかって上履き突き付けられた瞬間、キレました。
良く覚えてないので、友人から聞いたのを書きます。


まずアッパー。Oはちょっと飛んだそうです。転がるOの胸倉をつかみ、
『…人の事散々おちょくりやがって…』
O「離せ! 離せ、いい加減にしねえと、」
『いい加減にすんのはどっちだこのksしね』
O「Tの親にばれたら、お前終わるぞ!」
『おこちゃまDQNにはこわーいパパとママがちゅいてるんでちゅねー。(がくがく揺さぶる)
証拠ねえとでも思ってんのかkz』


O「…俺らに逆らったらみかた、いなく、なるぞ…」
『どこまでもめでたい頭してんじゃねえよ。、味方いると思ってんの? 何でそんな甘いの? 脳みそある?
バカなの? 死ぬの? ああ脳みそ無いかあってもクソだからこんなのが出来るのか。
(以下略)
てめえらの事棚上げで周り敵に回してさあ、果ては食いもん無駄にして王様気取りとかざけんじゃねえぞ消えろ!!』


…と、私は凄まじい口の悪さでキレたそうな。
上の会話、全てOが宙ぶらりんの状態で進んだらしいです。
以下略のところのやりとりで、他の子へのいじめ計画とか吐いたらしいけど、そこは割愛。
騒ぎを聞きつけた他クラスの人たちでちょっとしたギャラリーができてたそうです。


そしてこの間にDQNへの殴り込み御一行様が来ていたらしいのですが、この異様な状況に廊下で呆然。
それに気づいたらしい私は、Oを引きずって廊下にいた御一行様にポイ。
教室に戻って残り二人のところに行き、殴ろうとしてきた二人に一発ずつ股間に蹴りを食らわし、同じくポイ。
廊下にいたDQNの取り巻きは、私が近づいたときにダッシュで逃げたそうです。


複雑そうな顔の御一行様に私はにっこりと笑い、
『マジでそいつら要らないので、煮るなり焼くなり潰すなりお好きになさってください』
御「…ご丁寧にどうも」
…というやりとりをしたらしいです。良く覚えてないけど。
その日、三人は戻ってきませんでした。


土曜日には三人ともすっかり大人しくなり、とても快適でした。
ギャラリーの皆さんが上手い事庇ってくれたようで、私は反省文五枚でオシマイ。
DQNどもは謹慎&それぞれのDQN親を学校に呼び出される始末。
謹慎分の日数は、夏休みに学校に来ることで補います。メシウマ。
謹慎も面談もじっくり行われるそうなので、夏休みが激減するのは確定です。


多分あと一回くらい調子乗るので、その時にはレコーダーを使おうと思っています。
今回の件で他クラスから「ヤバい人」というレッテルを張られましたが、そんなの笑い飛ばせるくらい気分爽快です。
特待生なので退学にまでは恐らく出来ませんが、これからも「お返し」は継続。