両親だと思ってた人が、姉とその夫だった。 
私たちの実の母親は超絶DQNで、17歳で出産後、姉を実家に預け失踪。 
父親はわからず、祖父母もこれまた猛毒だったため、姉はずっと一人で生きてきた。 

社会に出て理解のある男性にも出会い、ようやく幸せな家庭を築くことができたころに 
母が現れ「あんたの妹だから」と私を置いていったらしい。 


最初は施設に預けることも検討したのだが、あの人の犠牲になる子供は自分だけで十分だと、離婚して私を引き取ることを決意。 
しかし、義兄は離婚を受け入れず、二人で育てることに…というのが一連の流れだった。 
下に弟妹もいるのだが、姉も義兄も分け隔てなく育ててくれたし、義兄の両親も同じくだったから思いもよらないことだった。 
当時は絶賛厨二病だったので、自分にもそんなDQNの血が流れているのかと、大変に悩んだ。 
だが事実を告げられたあとも、生活は変わらなかったので、今も幸せにやっている。