自分が大学生の時、祖母が死んだ 
そしたら旧三公社のある会社で結構な地位にいた祖父が目に見えてボケだした 


最終的にはグループホームに入ったが、その頃は自分の世話は1人で出来たし、たまに会話が成り立たない程度で日常生活は取り立てて問題なかったので 
お手伝いさんと子供達(自分の母含む)で面倒を見ていた 

そしたら、いつの間にかふってわいた遠縁の親戚と名乗る男に祖父がそそのかされ始めた 
結果、祖父はその男しか信用しなくなり、子供達が家に入ることも許さなくなった 
母や伯父達にずいぶん対応が遅いとは思っていた自分だったが、大学は遠方だったし課題の山で帰省もままならず 
それ以前に孫に発言権は無かったのでたまの母親からの電話で状況を聞くだけ 


で、気が付いた時には、現金やら有価証券なんかで一億近くその男にもっていかれたようだ 
土地関係はなんとか間に合ったらしい 

その頃になって、やっと弁護士とか使って取り戻しに動いて、ある程度は祖父に戻ったらしい 
それでも雀の涙だったようだが 
そして、その男はどうやら取引先のある銀行から祖父の情報をリークされたらしい 
まったく証拠もなく、呑気な母達の憶測まじりの話ではあるけれど 



祖父は身ぐるみはがされてやっとその男とは距離を置き、自宅から出で自分の母と暮らすことになったが 
ふと目を離すとその男が儲け話なんかを持ちかけたりして大変だったようだ 

結局、祖父はその男と子供達のどちらも信用できずに何もわからなくなっていった 
祖父が死ぬ前に一度あったが、自分のこともわからず濁った目を見ていたら在りし日の存在感のあった祖父を思い出して悲しくなった