学生の時、ノイローゼになり毎晩悪夢を見ていた。
そんな私にとってたまたまUFOキャッチャーで取ったクマのぬいぐるみは、
夜抱いて寝ると怖い夢を見ないお守りだった 


それは今でも変わらず、旅行にも必ず持って行く大事なもの。
ところがある日、仕事から帰るといつもベッドに置いてあったぬいぐるみがなくなっていた 


実家住まいの二世帯だが、同居の兄家族に聞いても知らないと言う
(というかぬいぐるみのことは言ってなかったのを忘れていた。
 おかげで「まだぬいぐるみなんて抱いて寝てるのか」と兄に叱られた) 

抱いて寝るのが習慣となっていたので、なくて寝る夜が怖かった。
案の定、怖い夢を見て眠れなくなってしまい、それからは眠るのが怖かった 

数日後、義姉から探していたぬいぐるみを渡された。
何でも甥っ子の所に遊びに来ていた友達の一人が、
私の部屋に勝手に入りぬいぐるみを見て持って行ってしまったらしい 

たまたまその子の親が部屋に入り見馴れぬぬいぐるみを見つけて発覚 
義姉が手にしたぬいぐるみが輝いて見えた 
「申し訳ありませんでした」という手紙も添えられていたが、別に許す許さないもなかった 
ただぬいぐるみが帰ってくればそれでよかった 

が、気持ちが落ち着いてよく考えたら、
ぬいぐるみを抱いて寝ることを不特定多数の人に知られてしまったことになる 
30独身女のわびしさと思われたら・・ 
とはいえ抱いて眠るのはやめないけど