その日自分は会社の飲み会で遅くなるって同棲中の彼女に伝えた。彼女の方も友人と出掛けるらしく、じゃーねと笑って出勤。
で自分知らないうちに風邪ひいてたらしく宴会途中気分悪くなって、早々に家に帰って寝てた。

寝室で寝てたけど、この日は酔ってもないし帰った扉の開く音で目覚める。
狭い家だから玄関から彼女の声は聞こえる。
誰かと携帯ではなしてるようだった。

彼女「…そうそう、男ってそうだよねwうちのとこもそうだよw」
彼女「大体さ、あんなんと結婚?わらえるっつーのw」
彼女「もっとスキルアップしてくれなきゃ今後も無理でしょw結婚言われたら逃げるんだけどw」

その他自分の容姿や行動を馬鹿にし続けてた。
さっきまで寝込む気満々だったのに妙に冴えて全部聞いてた。
いっそ泥酔して聞きたくなかったけど


寝室のドアを開ける彼女。その瞬間俺を認識して電話切った。
彼女「あれ?帰ってたんだ。どうしたの?」
何事もなかったように普通に話しかけてきた彼女にゾッとした。
「ああうん、ちょっと気分悪かったから帰った」
彼女「そうなの?大丈夫?でも早く帰ってきてくれて嬉しいw」

その台詞で鳥肌立った
いやいやいやいや、狭いから玄関からの声も聞こえるのわかってるはずだろ
逆にこえーよ、何無かったようにしようとしてんの?って思わず言った

彼女「はあ?」


俺「は…?」
彼女「なに人の携帯話盗み聞きしてんの?…っはー、ほんとそんな所駄目だよね。普通そこ聞いたこと責める?自分のこと棚に上げて?」
俺「棚に?え?」
彼女「だからさあ、女子友同士の携帯盗み聞きしてさ。それ気分いいの?サイテー。」 


喧嘩ではこうなることが多かった。俺が?となったことで彼女に話し、彼女が怒涛の勢いで俺を責める責める責める。
これまでは口の立つ彼女の相手するのが面倒でなあなあだった。
でも何か、積もりつもったもの+俺の精神も無理!と判断したっぽい。
俺「盗み聞きってか玄関からあんだけ大声で話してたら聞こえるだろ。話して聞かれてダメな話なら彼女のほうが気を遣うべきじゃね?

俺はお前の脳みそ垂れ流し意見を俺の部屋で聞いたあげくダメ出しされなきゃいかんの?なんで?それこそおかしいだろ。でそう思ってんなら出て行けよ。俺そこまで言われてお前養う気なんかないけど。」


あんまり反論しないけど言った事は事実。
彼女突然にやっとして、「あっそ。でも二年以上同棲してたら結婚してたのと同じだから。私にそんなこと言うなら、莫大な慰謝料払って貰うからねwwあんま調子のんなよw」

なんかこの瞬間涙でた。気が強いけど、一緒にいたいと思ってた人だったからさ。
そもそも彼女は俺のこと好きじゃなかったんだーうわー俺馬鹿。
調子乗ってねーよ。お前と一緒に頑張って行きたいって気持ちが削がれただけだ。

でまあ当然のように彼女両親が俺を悪魔扱いで攻め立てた。

その時の事は正直うろ覚え。
彼女の父親に髪の毛掴まれたのは記憶にある。

気が付いたら病院で、友人が心配そうに見下ろしてた。
胃に穴あいてた。友人に「お前の異性の見る目のなさは神懸かり」と言われた。

彼女の理不尽な行動とか、好きだったからと誤魔化してただけで納得してなかったんだろうと思う。
色々巻き込んで彼女トンズラだった。
彼女が彼女両親に残した手紙
「彼は酷い人ですが、落ち着いたらちゃんと話せると思います。それまで帰りません。彼が真実をはなすまでは…」
俺も半笑いだった。

落ち着いたと思った頃彼女からのメール
「あなたは弱い。だから私がいなきゃダメなの。今までのことは許して上げる。だから帰ってきなさい」

帰るかぼけ―――――――――――――――――――!
お前がいた方が害すぎるわどっかいけーくそったれ!


とメール送ったところです。