数年前にあったずうずうしい話。 
俺は学生時代からアーチェリーをやっていた。 
社会人になってからも続けていたが、親が工場を経営していたので使ってない倉庫の 
一角でちょこちょこ練習してた。 

で、地元の市民大会なんかにでてたのだが、ある試合で運良く優勝した。 
地元の新聞のスポーツコーナーに名前だけ出て喜んでいたんだ。 
近所の喫茶店で親がその話をして、伝え聞いたおばさんがやってきた。 
(当時はアテネ五輪で山本先生が銀メダルとったあと。) 

おばさん曰く息子も将来メダリストにしたい。 
中学生の息子にアーチェリーを教えろ。 
練習場も使わせろ。 
道具一式用意しろ。 

俺はそんなにたいした選手でもないし、趣味でやってるだけ。 
指導するほどの腕前でもないし、仕事もあるからできないと断った。 


このあたりからおばちゃんファビョってきた。 
おまえは息子が将来メダルをとるのを妨害するのか、将来有望な息子のために 
道具を譲れ、無いなら新しいのを買えばいいだろう等々。 

面倒くさくなってきたので強制的にドアを閉め相手をしないことに。 

すると翌日工場内の練習場に侵入。職人さんが不審なおばさんが倉庫に入っていくのを 
見て親父に報告。親父が行ってみると弓と矢を抱えたおばさんが倉庫から出てきたところ。 
当然警察を呼び引き渡すも、おばちゃん道具は俺からもらう約束をしていたの一点張り。 
俺も警察に呼ばれ事情を聞かれたがそんな約束はしていないので窃盗未遂で逮捕。 

ただ俺も簡単に持ち出せるところに置いてあったのは反省。毎回ケースにしまって 
鍵かけるようにしました。