なんの集まりだったかは忘れたが、職場の同期で飲み会があった。
私は用事があったので事前に参加できない、と断ったが、
「はじめの五分でいいから、参加して、同期会なんだから」といわれて、
それもそうだな、と、本当にはじめの「乾杯~」まで参加した。

そのとき、口にしたのはウーロン茶とお通し。
で、退場するときに、自分の飲み代として一応2000円を置いてきた。
社会人一年目の私としては精一杯のお付き合いだった。 

翌日。
「昨日は楽しかったよー。三次会までいったんだー。で、足りない分のお金、私が立て替えておいたから」
と。
は?
「六千円、お願いね」
は?
話を聞いてみると、三次会までの飲み会代を、私まで含めて割勘にしたらしい。
結局、ウーロン茶一杯とお通しで、合計八千円払った。


思い出しても悔しい。
つか、そこにはいない人まで、数に入れるか? 

ノーと言えなかった自分が悔しいんだw

あと、こんなこともあった。
たまたまネットで知り合った人たちとオフ会をすることになった。
で、私だけが新参で、あとのメンバーはすでに顔見知りだった。
そのオフ会には参加していないメンバーの一人が結婚するらしく、
「じゃ、お祝い金、集めるねー。一人、五千円、いいかな?」
と、なぜか、私も払わされていた。
つか、払わなくちゃいけない空気だった。
……全然知らない人のために。

ここでもノーと言えなかった自分が、とても悔しい。
でも、集団で迫られると、それがどんなに変な理屈でも、ノーと言えなくなっちゃうんだよ…。
催眠商法みたいな感じ。