二次会だけどサムかった。 

学生時代の友人の二次会に呼ばれた。 
お誘いが携帯メールだけだった上に、知らない人のアドレスもてんこ盛りの 
一括CC送信だったけどそれはまあよかった。 
会場は有名高級ホテルの最上階レストラン、ということですごく楽しみだった。 

どんなレストランかな、とネットで検索してみるとバイキングレストランで個室貸切可、とあったので 
きっとその個室だろうと思い、サイトに出ている個室の写真も素敵だったのでワクワクしながら当日行った。 

行ってみると会場の前に見知った顔がワラワラと集まっているが受付はなく、幹事もいない様子。 
招待が新郎から直接のメールだったから、幹事を決めてないのかなとは思っていたけど 
誰も段取りがわからず、レストランに入っていいのかも判断できず右往左往。 
レストランスタッフに聞くも「少々お待ちください」と言われるばかり。 

と、そこへ「おー早いなみんなwww」(実際は時間通り、むしろ少し過ぎてるくらい)と現れたのは新郎新婦。 
新郎は上着を脱いでネクタイもせず、ドレスシャツのボタンを上から3つほど開けた酔っ払いサラリーマンか 
制服着崩した高校生みたいな格好。(ズボンとシャツは披露宴の時のままっぽかった) 
新婦はチュニックにレギンス。なぜか髪は披露宴仕様と思われるゴージャスヘアのまま。 
私たちは一応二次会とはいえきちんとした格好だし、そもそも3分の2は披露宴からそのまま来ているのに… 
しかも適当スタイルの二人の後ろには留袖のご親族の姿が。 
二次会なのに親族も??これって普通??? 

微妙な気分でレストランに入ると、個室とは違う方向へ。 
あれ?と思っていると、いくつかのテーブルに「予約席」とプレートが置かれている一角に案内され 
「この予約の席ならどこでもいいから適当に座って」と。 
いや、適当にと言われても、すぐ隣にもすぐ後ろにも普通のお客さんがいっぱいですが… 

とにかく座ってみると、親族の一人(続柄は失念)が「今日はこの二人のためにお集まりいただき云々」と 
挨拶を始めた。 
周囲の一般のお客さんからの視線を感じる気がして話なんか聞いちゃいられない…と思っていると、 
「ちょっとすみません」「通ります」「すみません」といくつもの声がスピーチをさえぎる。 

そう、ここはバイキングレストラン。 

通路を挟む形でテーブルを複数占拠していた私たちの間を通らないと、他のお客さんは料理を取りにいけないし 
取りにいった人も当然通らないと戻って来られない。 
少しは待っていてくれたみたいだけど、スピーチが長そうなので一人が焦れて「すみません」と通ると 
他のお客さんも次々と通り始めた。 

そしたら新郎が「空気読めよ」と小声で呟き舌打ち。 
いやいやいやいやお前が空気嫁。お客さんは通って当たり前、食事に来てるんだから! 

人が通るたびに中断するもんだから、スピーチはぐだぐだ。時間ばかりかかって何言ってたか全然わからない。 
やっとのことでスピーチが終わり乾杯すると、「じゃあ後は勝手に好きなもん食って」と放置。 
いくら高級ホテルとはいえ、一般のお客さんでいっぱいの中でドレッシーなワンピースや着物姿の私たちはどう見ても場違い。 
そんな状況で何度も料理を取りに行くのも行きづらくて、結局みんなほとんど何も食べずひたすら時間が過ぎるのを待った。 

こんなことなら、その辺のオシャレ居酒屋でもいいから個室にしてほしかった… 
そして、居合わせてしまった一般のお客さん、特に私たちの席を抜けないと料理のところにいけない席に座っていたお客さんは 
本当にうっとうしかったろうなあと申し訳なく思う。