後輩(新婦)の結婚式と披露宴に参加した時の事。 
この後輩はとにかく働かない人間で、職場でもお荷物的存在だった。 
頭はいいけど、その頭脳を「いかにして他人に仕事を押し付けるか」 
だけに使うタイプ。 

職場の同僚達も「あいつ結婚を機に辞めてくれないかな」と思っていたが、 
どうやら直属の上司も同じ事を考えていたらしい。 
その上司は新婦側の主賓だったんだが、祝辞の内容が 
「これからは新郎を支える事に全力を尽くしてください。女性は家庭に入るのが一番です」 
という感じのものだった。 
私たち(職場関係者)の卓だけ、なんとなく寒い雰囲気になった。 
しかしその後、会場全体が比喩でなく本当に寒くなった。 

真冬の八王子、しかも曇っててめっちゃ寒い日だっていうのに 
「これからテラスで記念撮影をします 
 みんなで新郎新婦の晴れ姿を撮ってあげてくださいね」 
という案内とともに、会場の窓という窓&ガラス扉が全開になった。 
ガラスの扉の向こうのテラスで、ご満悦で写真撮影大会の新郎新婦と友人達。 
吹き込む寒風で、冷えきる会場内。 
写真撮影いつまでたっても終わりやしねえ。 
本人と友人達はテンション上がってるからいいようなものの、 
撮影に参加しないで席に着いている人たちは寒くて仕方がなかった。 
(ドレスの女性陣は鳥肌、親族席の年配の方々も辛そうだった) 

いい加減腹が立ったので、窓とガラス扉を全部締めて廻った。 
写真撮影中だったが知るもんか。 
それでもいったん冷えきった室温はなかなか上がらず、最後まで寒くて仕方が無かった。