3年前、付き合うまではいかなかったけど数回食事をしたことがある同僚のロミ山君。 
パートさんとの社内不倫がばれて地方に転勤になった。 

そのロミ山君がこの度本社に戻ってきた。 
私は3年の間に9キロのダイエットに成功していた。元がピザだから、標準くらいに 
なっただけなんだけど。 
帰ってきたロミ山君とは同僚として普通に接してたんだけど、ある日食事に誘われた。 
断るとメールが来るようになった。 

僕は選択を間違えた。3年前君を妹のようにかわいいと思いつつも年上の女性の妖艶さに 
負けた僕本当に愚か者だ。まるで、ポニョのようだった君が、たった3年でこんなに素敵な 
マーメイドゥになるなんて!あまりにもあらかさまで不快に感じたらごめん。 
でも、3年もメルアドを変えないなんて、君も心のどこかでは僕を待っていてくれたんじゃ 
ないだろうか?ああ、それとも僕の恥ずかしい妄想だろうか。いや、そうとも 
言い切れないだろう?自分の心に、胸を当ててよく考えてみてほしいんだ。 

言葉を変えつつほぼ同じようなメールが毎日来るので、ロミ山君のことは同僚と 
してしか見てません。春に結婚するのでそういうメールはこれっきりにして下さいと 
返信した。その後に来たメールがこれ。↓ 


結婚なんてチラつかせて、僕をキリキリ舞いさせるつもりなんだろう?でももういいんだよ、 
そんな無理をしなくても。わかったんだ。君がマーメイドゥに変身したのは、遠いところに 
キキのほうきに乗って飛んでいってしまった僕が、いつか君という港に帰って来たときに 
びっくりさせるためだったんだね。怖がらなくていいよ。もう、僕は何処へもいかない。 

何を言っても話は通じないし恐ろしいほどのポジティブさだし、面倒になったので 
メルアド変えたら今度は会社のPCに来た。 

僕にメルアドのこと指摘されて、バツが悪くなっただけなんだよね? 
このすばっしっこいキツネリスさん☆僕に本気で噛み付いてごらん、 
きっと安心できるから。今年のクリスマスはね、もう決めてあるんだ。 
君の大好物のニシンのパイを焼いてあげようってね。その後はフフ、 
もちろん天空の城へごあんな~い☆ 

さすがに怖くなってきたので、原文そのままと、「社内メールを私用で使うのは 
規則に反します。業務の妨げとなりますので、以後このようなことがないように 
お願いします。」と付け加えて返信した。あと、間違えたふりしてロミ山君と 
組んで仕事している2期先輩のAさんにも送信しといた。 
次の日Aさんがロミ山君に 
「ジブリ・・・好きなのか?」 
って聞いてて吹きそうになった。それからメールは来ない。 
しかしマーメイドゥって・・・あらかさまって・・・自分の心に胸を当てるって何だ。 
ニシンのパイなんか食べたことないのに大好物って。そしてジブリを汚すな。