オレ嫁とオレが婚約中、勘助と結婚すると噂をばらまかれた。

長いけど、聞いてくれ。

オレ:当時31歳。海外出張が多いリーマン。

嫁:オレの嫁。当時29歳。人口数千人の小さな地方自治体役場勤務。見合いしてオレと婚約中。

嫁父:オレ嫁の父。極普通のリーマン。

上司:オレ嫁の上司。町役場勤務

勘助:役場に出入りする業者の作業員。

勘助母:農家

雇い主:勘助の雇い主。

オレと嫁は見合い結婚。


オレが海外転勤することになって、焦って婚活して、嫁と見合いしたが、趣味も価値観もバッチリで直ぐに結婚することを決めた。

出会いは見合いだけど、恋愛感情としては自由恋愛と全く変わりなく、ラブラブだったし、結婚して4年たった今でもラブラブだよ。

当時オレは嫁とは隣県に住んでいて、海外出張も多かった。


結納が終わって、嫁は上司に半年後のオレの海外赴任時に結婚退職することを報告。

田舎にありがちだけど、オレ嫁が田舎の村役場に就職したら、村の反応は、若い娘が来た=嫁候補で注目されていたらしいから、噂は直ぐに広まったそうな。

ところが、その噂が、どうもおかしい。

なぜか、嫁の勤め先近辺の兼業農家に嫁ぐってことになっている。

嫁は心当たりがなくて???

その噂にたっている家の男は、嫁の勤め先に出入りしている業者に勤めてる作業員で、よく顔を合わせるけど、仕事の話しかしたことなく何も特別なことはない関係。

その時点では、嫁は気持ち悪いと思いながらも、訊ねられた人や同僚女性には、あの作業員と結婚すると言う話しは間違いで、オレと結婚するんだと説明はした。

そういえば、役場で窓口業務をしていたとき、そいつのの母親が来て30分ぐらい観察しているようなことがあったことを思い出して、オレ嫁ややgkbr。

地球の裏側に長期海外出張中のオレにスカイプ。

その当時、勘助と言う生き物が存在することを知らなかったオレは、どうしたらよいものか分からなかったので、とりあえず様子見と言うことになった。

ところが、そいつの母親が、嫁が嫁いでくると言ってると言う噂が嫁の耳に入った。

嫁は更にgkbrでオレにスカイプ。

相談の結果、噂を流しているのが、本当に、その母親だったら、嫁の父親同伴で抗議することが良いのでは?と言うことになった。

しかし、次の日、ソイツが役場に来て、嫁に話しかける。

その業者は「結婚を前提に付き合ってほしい」と言いだした。

そして何故か「婚約指輪」を渡された。

嫁は当然受け取りを拒否して、

「既にオレと婚約中だし、仕事上の付き合い以外はないはずなのに、どうして、そんな話しになるのか?結婚すると言いふらすのは辞めてくれ」

と抗議した。
そうすると、業者は

「既に結婚式の手配にかかっているのに浮気者」

と泣き始めた。

わずか2分程度の会話の間に、交際申し込みから婚約者に進展させられてしまった。勘助だった。

嫁、あまりの基地外っぷりにショックでしゃがみこんで泣き出したところ、嫁の上司が割って入って、とりあえず勘助を追い返した。

嫁はgkbrして嫁実家に電話。

嫁父親と役場の上司が勘助の家に抗議に行くことになった。

嫁からスカイプで報告を受けてオレはド肝を抜かれる。

しかし、その時点では、嫁父が行けばカタがつくだろうと思っていた。

役場の上司が業者に連絡して、勘助を自宅で待機するように段取りをつけてもらい、上司と嫁父が勘助の家に行った。

しかし、なんと勘助は留守。

出勤していないはずなのに。

しょうがないので、勘助父と勘助母に、

「変な噂が流れて困っている。そのような噂を流しているならやめて欲しいし、婚約中の娘に付きまとうのは止めて欲しい」

旨をオレ嫁父が伝える。


ところが、勘助母は

「勘助は嫁と付き合っていると言っている。それが証拠に勘助母は勘助と婚約指輪を買った」

(何故、それが証拠になるのか意味不明)と言うことだった。

嫁父が

「娘は既にオレと結納した」

と言っても、

「そんなのウソ、この席に嫁もいないし、息子(勘助)を信じる!!」

って、とても話しにならなかった。

嫁父も上司も度肝を抜かれて、いったん撤退。勘助父は、一言も話さず。

その夜(オレのほうでは現地時間の朝)、嫁と嫁父からスカイプ。

報告を受けてオレも度肝を抜かれる。

嫁父が言うには、嫁とオレ父と3者がそろって抗議に行けば向こうも諦めるだろうと言う案だった。

しかし、オレ父は今でこそ愛想の良い食堂の親父だが、若いころはヤクザ一歩手前まで行ったことがある人で、こんなことを聞いたら大暴れする可能性が高い。

そんなことになったら結婚事態が御破算になるかもしれないし、嫁の身が心配だったので、急遽帰国することにした。

上司に頼み込んで急遽休みをもらったが、飛行機のチケットが取れない。結局、4回も乗り換え36時間かけて帰ることになった。

オレが機上の人となっている間に、オレ嫁の職場に、勘助と勘助母が突撃してきた。

嫁と嫁上司、そして勘助と勘助母の4人で会談。

本人を目の前にしても、勘助と勘助母の暴走は止まらない。

勘助は

「どうして浮気するのか?嫁が好きなネズミーランドで結婚式しようと思っていたのに」

と泣いた。
(嫁は歴史マニアで、オレの実家のそばにある由緒正しい古い寺だ結婚式したがっていたのだが)

勘助母は、

「嫁が就職でこの村に来て以来、評判の良くて勘助嫁として申し分ないと思っていたのに、今回の浮気は残念、今すぐ誤れば許してやる」

とのこと。

嫁は超gkbr。

嫁上司が何とか追い返してくれたが、オレ嫁の身に危険が及ぶかと有給を取り一時的に実家に身を隠すことを薦めてくれた。

成田で事情を聞いたオレは、嫁の職場に直接行くつもりだったけど、嫁実家に行き先を変更。

嫁実家近くの地方空港に36時間かけてたどり着いてヘロヘロだったが、迎えに来た嫁は、もっとヘロヘロ。

オレの顔見るなり大泣き。

嫁実家作戦会議。

オレの家族もスカイプで参加。

出張を切り上げて帰国してきたため、日本でゆっくりしている暇はなく、蜻蛉帰りしないといけない。

一気にカタをつけたい。

それには直ぐに入籍したほうが良いということになった。

次の日、オレと嫁はオレ実家に移動、実印を用意して入籍。

嫁上司に連絡して、オレと嫁が、勘助と勘助父母と会談できるように手配してもらうように依頼した。

嫁上司は勘助の雇い主に話をつけてくれ、雇い主の会社に関係者がそろうように引き受けてくれた。

翌日、オレ、嫁、嫁上司、勘助、勘助父、勘助母、そして勘助雇い主が揃って、勘助の雇い主の会社の会議室で集合。

嫁は

「今まで勘助とは仕事上の付き合いしかなかったのに、こんなことされて、大変迷惑している」

と伝えた。

オレは戸籍謄本を見せて、すでに結婚したことを説明し、

「今後、このようなことをするならば、通報して訴訟を起こす。また、彼女の名誉のために、今までのデッチ上げを取り消して謝罪しろ」

と伝えた。

今回は、勘助は大人しかった。

雇い主の手前、あまり基地外なことを言うとクビになるかもとでも思ったからだろうか?

それとも、今にも殴りかかりそうな殺気のオレにビビッているからだろうか?

何も反論せず、「それならば諦める」と言うような意味のことを言った。

勘助母は「勘助が諦めるのならばしょうがない」と言うような意味のことを言った。

「諦めるのは当たり前。ウソをついたこと認めて謝れ」

とオレぶち切れ。

勘助、泣きながら、

「ずっと好きだったのに・・・とか、こんなはずじゃなかった・・・」

とか、オレに言ってるのか、独り言を言ってるのか、よく分からない意味のわからんことを言ってた。

そしたら、オレ以上に勘助の雇い主ブチ切れ。

「クビになりたくなかったら、今すぐ謝れ」

と突き飛ばして床にたたき付け、頭をグリグリ抑えて、無理やり謝罪させ

「今後、このようなことがないようにすることを私が保障する」

と言ってくれた。
勘助の両親からは謝罪がなかったが、雇い主の顔もあるし、これで良かろうと帰ろうとしたら、雇い主が

「これだけのことをしでかしてるのに手ぶらで返すのか?」

と勘助に諭すが、勘助は意味を理解していない。

「慰謝料を用意していないのか?」

と詰問されたが

「お金を持ってきていません」

と勘助は言った。

「その代わり、これを受け取って欲しい」と以前に渡そうとした「婚約指輪」を嫁に渡そうとした。

嫁、テラgkbr。

オレ激高。オレは指輪のケースをひったくって勘助の顔に投げつけ、そのまま殴りつけようとしたら、雇い主が飛び出して来て勘助を投げ飛ばした。

勘助母フジコる。

勘助「この指輪は120万したので・・・・」、

雇い主「そう言う問題ちゃうわ!」

と勘助を怒鳴りつける。

(オレの婚約指輪20万なのにな)

勘助が大人しかったのは、雇い主がめっちゃ恐ろしい人だったからのようだ。

オレと嫁は

「お金は結構ですから、金輪際かかわらないようにしてください」

と言い、雇い主に御礼を言って、上司とともに会議室を後にした。

結局、勘助父は、一言もしゃべらず。

その後、町役場に移動したら、町長が出迎えてくれた。

そして町長がオレと嫁を連れて役場の中を案内してくれた。

こう言うことがあったから、嫁の結婚相手をはっきりさせてたほうが、嫁の名誉を守ることになるだろうと考えたらしい。

物凄く照れくさかったが、狭い村なので、役場の人に顔見世すれば、村中に話しが広がって、嫁に対する誤解は解けたようだった。

嫁は、こんな騒ぎがあったので、退職を早めたかったが、引継ぎなどがあるので、しばらくは役場に残ることなり、凄く怖がっていた。

用心のため、嫁の母親が嫁の部屋に泊まりこんでくれたり、それが無理なときは、1時間半かかる嫁実家から通ったりしたが、雇い主が押さえ込んでくれたのか、退職まで勘助側からの接触はなく、無事、その村を引き払うことができた。

無事結婚式も挙げて、今は海外駐在駐在中。

勘助側からの接触はなく、平和に暮らしている。

嫁も、仕事で、ソレはソコに置いておいてください、とか、受領書にサインして、お疲れ様です、程度のこと以上は話をしたことはなかったと言う。

勘助母は、顔は知っていたが、特にしゃべったこともなかったらしい。

結局、オレが勘助に接触したのは一回だけで、勘助が、どう言う経緯でトチ狂ったのか、さっぱり分からない。

長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。

入籍記念日が近いので、思い出した。記念カキコ。