休みで暇なので投下します
そんな激しくないですし読みづらい点があるかもしれませんが暇潰しにでも

全員当時の年齢です
フェイクあり
私子・25歳 自分。社会人
彼男・25歳 彼氏。自営
友子・26歳 フリーター。私子の同居人
友太・24歳 彼男の学生からの友人。彼男と二人で自営をしている。彼氏の同居人

私子と彼氏は知り合って5年、付き合って3年
友子とは同居して2年
友太は彼の学生時代からの同居人で私も仲良くしていて私・友子家と彼男・友太家も行き来がありすごく楽しくやっていた



友子は明るくて穏やかで本当にいい子で共通の友人達からの評判も良く私も大好きだった
お互いオタク趣味が合ったりいい加減具合が似ていて本当にいい同居人で私達はベタベタしすぎな位仲が良く周りから見たら気持ち悪かったと思う
友子は本当に少しなんだけど異性関係に奔放なとこがあった
けど人の男を取るとか何股もするとかそういった他人を傷つけることはしなかったしメンヘラでもなかったので不快でもなく気にしないでいた

ある日、私は他の人の希望で休みの日を交代したことを忘れて出社
会社に着く前に気づいたんだけどせっかくの休みに朝から都心に出たし、と思い一人カラオケとかして遊んで昼過ぎに帰路に着いた
地元駅に着いた辺りで友太から着信
彼男が起きたらいないから私子の家にいないか、とのことだったので
たぶんいるんじゃないかな、私も休みで遊んで今から帰るから一緒に私の家に行くか、となった

すぐに来た友太と合流して帰宅してみると玄関に彼男のでっかい仕事道具の鞄と彼男の靴
あーやっぱ来てるねーとなって上がってみるとリビングには誰もいない
友子は今日休みだからてっきりリビングでゲームでもしてるかと思ったのに
私の部屋で寝てんのかな、と思い開けるもいない
2LDKの家であといるとしたらトイレか風呂か友子の部屋
私と友子は同居の際にルールを決めていたんだけど

・彼氏ができた・いる場合、お互いに何度か会ったことがあって了承を得たら合い鍵を渡してもいい
・私子、友子がいなくても合い鍵を持っている彼氏は部屋に上がってもいいがそれ以外の人を連れて来る時は連絡必須
・お互いの部屋は入って欲しくない時はノブにプレートを下げる
下がっていなかったら留守に関わらず入って良い(同じ資格勉強中だったので資料が欲しかったり、オタク同士見たいものを持って行って良かった)

彼氏一人で友子の部屋にいるわけないし連絡来てないから他に人もいないはず
友子の部屋に二人でいる?珍しいし変なの、と思いながらプレートが掛かってなかったので軽くノックして友子の部屋のドアを開けた

修羅場スレの皆様なら予想はついていたとは思いますが半裸のお二人はっけーん
フリーズする私
それを見て何かあったかと後ろから覗き込んだ友太もフリーズ
絡んでた二人はその数秒後にあって顔して止まった

静かにしてたとはいえ、家帰ってすぐに音や気配で気づかなかったんかいとか思うけど意外と気づかないもんなんだな、とか
修羅場スレ見てる割に特に何もうまい対応が浮かばねーや、とか
場違いなことばっか考えてた
「とりあえず服着なよ」と言って私と友太リビングへ
すぐに部屋着を着た彼男と友子が部屋から出てきた

これも今思うと意外なんだけど誰も取り乱さないのね
私はなんか現実感がないというか人事みたいに妙に冷静だったし(後で聞いたら友太もドラマ見てるよーな気分だったらしい)
彼男と友子も落ち着いて見えた
実際の心中はどうだったのかは知らないけど


私「で、どーゆーことか聞いてもいいですか?」
彼「お前の部屋のパソコンの起動時のパスワード忘れて友子の部屋で動画を見ていたらなんかそんなことに…」
友子「ごめんね、でも私が好きなのは私子ちゃんなの」

…ん?どゆこと?(゚Д゚)
彼男の言ってることは浮気の流れとして理解できたけど友子が何を言っているかわからない
思わず友太と顔を見合わせる

私「ちょっと言っている意味が…」
以下、友子の話の要約

・友子は私子が好き
・恋愛感情とかバイかと言われると微妙だが今1番好きなのは私子でかわいくてしょうがなかった(友子はこの時彼氏も特定の異性もいなかった)
・酔っ払ったノリで私子とほっぺにキス位はしたことがあったが別にそれ以上したかったわけではない
・彼男の顔を近距離で見ていたら私子は普段この人とキスや色々してるんだなーとなんかしみじみしてきてキスしてみた
・そのままファイッ!

はしゃいでる時とか友子は私子のことをたまに嫁とか呼んでいて私もキャッキャしてたけどじゃれ合いだと思っていたし(みなさんにはきもいでしょうが)、距離感がおかしい子でもなく本当に人の気持ちを汲むのがうまいいい子だったので私も友太も彼男までもがぽかーん
本当にこの顔文字みたいな顔になるんだなーと思った(゚Д゚)


とりあえず私子は常日頃から言っていたけど浮気は許せないから彼男とは別れる、友子との同居も解消することをなんとか伝える
まだ頭からぽかーんが抜けないながらようやくここらへんで空気が重くなってきていた

彼男は俯いて「ごめん、二度としない。別れたくない」と静かに言っていた
そっか、しょうがないねーな感じの人でこんなこと言う人ではないと思っていたしすごい好きだったからグラッと来たけど
「申し訳ないけど私はプライドが高いんだよ。知っていたと思うけど。なかったことにはできないしそしたらこの先ずっとあんたを疑って嫌なことを言ったり罵ったりすると思う。そうなりたくない」と言ったら「そうか、本当にごめん」とだけ言って黙った

友子は私子と彼男が話してる途中でポロポロ泣き出して
「私が考えなしだった。本当にごめんなさい。私子ちゃんが大好きだったの」と
ようやく彼氏と友達を失うんだ、と自覚してきて悲しくも悔しくもなってきたけど不思議と友子を怒る気になれなかった

で、引っ越し代は彼男と友子が出してくれることを決めて解散になった
友子は私子が引っ越し先決まるまで実家に帰ることになり彼男も鍵を置いて土下座みたいに一回深く謝ってから出て行って友太と私子だけになった
実感したのか緊張の糸が切れたのかその瞬間ダーッと涙がw
3年は長いよ、自由人で私と付き合うまでふわふわと色んな意味で落ち着かなかった彼男だけど彼男なりの愛情は感じてたし大切にしてくれたし、なんだかんだ信頼してたしうまくやってきたつもりだったのに
友子のことも大好きだったのに
二人とも本当大事だったのに
諸々合わさって号泣する私子にあったかい茶入れてくれてティッシュをファサファサ出して渡し続けてずっと話聞いてくれた友太の優しさにも泣けた
普段は憎まれ口たたき合う仲なのに結局いい奴だなぁと思ったし今回とばっちりでこんな状況に巻き込んじゃった友太が1番被害者だよな、と思って落ち着いてからたくさんありがとうとごめんなさいをした


引っ越したり色々あって3年経ちまして今では笑い話です
ずっと彼氏はできなかったんですが、調度修羅場記念日の先日に友太からいい加減彼氏作れ、俺でいいだろと顔赤くしながらツンデレな告白をされたので過去の整理がてら投下させて頂きました
今日返事をしようと思います