私が原因の、知人B男氏の修羅場。

私 現在×イチ
A男 元夫
義妹子 A男の妹
B男 義妹子の意中の人

結婚前、デートにも結婚式場の申し込みにも着いてきた超ブラコンの義妹子。
最初は仲がいいな程度だったけど、結婚後の新婚家庭にも押し掛けてきて実兄にべったりで気持ち悪かった。
一応来る時は手土産持参で来るんだけど、ケーキ二つとか。
「お兄ちゃんチョコケーキ食べる?私のチーズケーキも一口あ~ん」
みたいにベタベタ。
そして私のケーキは無い。

私は姉妹で育ったので、兄妹ってこんなのかなと最初は思ってたけど、なんか変だぞと思い始めた。
でも自分の感覚に自信が持てず、同僚とかに「こういうのは普通の範囲?」とか聞いてた。
最初は同僚も「ちょっとブラコンだねえ」と言ってたけど、上記のケーキの話辺りから
「ちょっとヤバい感じ?」になった。
ある日、ビジネスランチってほど上等なものじゃないけど、仕事関係でもちょっとプライベートも混じるかなという感じの昼食をした。
そこでB男と出会った。
その時話の流れで、私んちの事情とは明かさずにネタとして、こんな兄妹ってあり?みたいな話を同僚が出した。
B男にも妹がいるからその流れでだったと思う。 

その時は「それはおかしいだろ」って話になった。
その後B男とは公私で他の人を交えて薄い交流ができた。
その交流の中で勉強会のあとでの親睦会も一緒にという話が出たので、いつもは出ない親睦会にも出た。
そこで義妹子とばったり。
いつも敵意むき出しの義妹子がその日はなぜかクネクネ舌足らずなしゃべり方。
私にもやたら愛想がいい。
「B男さんとお義姉さんお知り合いだったんですかあ?やーん、やっぱりB男さんと義妹子ちゃんって縁あるぅ~」
義妹子は二十歳すぎても自分のことを「私」 とは言わず「名前+ちゃん」で言う。
B男にベタベタで、他の同僚がB男と仕事の話を少ししだしたら体ごと割り込んで妨害。
皆、「え?」という空気に。
B男も妙な表情に。
妙な空気を変えようと他の同僚が私が話したことのあるブラコンネタをふった。
この同僚はあくまでネタと思ってて、まさか義妹子が当事者とは思ってなかった。
固まる義妹子。
変な空気を変えようとネタに乗っかり
「僕も妹いるけど、そんな妹あり得ない。不気味すぎ」
と笑うB男。
他の同僚も
「もうあり得ない、既にヤッちゃってるんじゃない、その兄妹」
と悪ノリした。 



その途端、固まってた義妹子がパニッって叫んだ。
「違うの!義妹子ちゃんはお兄ちゃんとはそこまでしてないの!ちゃんと直前でいつもやめてるから!」
立食形式であちこちで話をしてた他の関係ない人々も一瞬シーンとなった。
私はというと「え?何言ってるの?」と内容をしばらく理解できてなかった。
同僚達もB男とその連れ達のジリっと義妹子から一歩引いてた。
その後は「違うの違うの~!」と化粧もグチャグチャにしてB男に義妹子はすがってた。
ちょうどその時、B男の仕事の関係者が呼びに来て、「ちょっと失礼します」とB男は会場から外へ。
それを追っかけて義妹子は「あのねだってね違うの」といろいろ言いながら追いかけて出て行った。
残された私たちは、義妹子の言葉の意味を反芻中。
「いや?」「でもね?」「マジで」「いやいやいや・・」「まさかねえ?」「冗談とかじゃないよね・・・?」
親睦会が終わった後も、ロビーで、タクシー乗り場で、B男の服を掴んで泣いて「ねえ聞いて!」と叫ぶ義妹子の姿が見えました。
同僚に「一応身内だけど、行かなくてもいいの?」と言われたものの、関わりたくなくて他人のふりした。
そして、半年後には完全に他人になった。
B男は義妹子に熱心にアプローチされてたそうな。
熱意に負けて付き合おうかなと思い、どんな娘か知ってみようと親睦会に義妹子を連れてきてみたらしかった。
義妹子にしてみれば、これでもう公認と思い込んでただけに必死で、その日は日付が変わるまでB男を追っかけまわしてたとか。
B男、人生で最大の女性関係の修羅場だったと後で聞いた。 

そうです。
それが離婚原因の一つ。
というか、ほぼ義妹原因で派生した
私の結婚前の貯金使いこみ
義妹の言い分をまる飲みにして私に暴力
そして兄妹で××疑惑
主にこの3つで離婚。
元夫の「俺たちは『まだ』清らかな関係だ!汚いこと言うな!」のセリフを聞いて
「もう無理」となった。
あと義理両親の
「兄と妹の組み合わせって仲いいものなのよ~。そちらは姉妹だから分からないかもしれないけど、永遠の恋人みないなものなのよ」
で、価値観が違いすぎると目眩がした。
ぶっ飛び理論に流されそうだったんで第三者を挟もうとしたとたん、義両親がいきなり大金を振り込んできて、光速で離婚話が進んだ。
口止めもしてきたけど、その前に義妹自身が自爆してるって伝えたら
「なんとか名誉回復させといて」
って上から目線依頼来てたよ。
私もあれ以来、親睦会には行きにくい。