友人 自分の家から歩いて五分のとこに住む友人、大学・社会人通しての親友
彼女 友人の彼女、正式な婚約はしてないが互いの両親に挨拶済み、友人近くのアパートに一人暮らし

先日、友人が寝ていると突然の衝撃が身体に
驚いて起きると暗闇に人影が立っており友人に拳を振るってくる
頭をかばいつつネッド脇のミニランプをつけると立っていたのは彼女
部屋に飛び交う家具と彼女の拳と脚
甲高い叫びの彼女を抑えつつ事情を尋ようとする友人
しばらくして彼子から出てきた言葉は

「浮気は許さない」


そう言って走って出ていく彼女
慌てて追いかけるも荒れた部屋+シャツ・パンツ一丁で寝ていたためもたつく友人
そうしている間に彼女は車で行ってしまう
仕方ないので電話しようとするも携帯電話が見当たらない
この時点で被害は、カラーボックス1個損壊・ベランダ窓のサッシに大きな引っ掻き傷・食器3つ破損・台所のゴミ散乱・携帯紛失
友人ちょっと涙目


翌日、仕事から帰り部屋の片づけ
その後、公衆電話から実家に連絡
実家を経由して彼女実家に、浮気に心当たりがないこと・一度きちんと話し合いたいことを伝える
週末の土曜日に話し合うこととなった

土曜日、友人両親を引き連れて彼女宅へ
そこには目で怒りを訴えつつも表面上は冷静な彼女と、なぜか疲れた様子の彼女両親の姿が
友人が「浮気というのはどういうことでしょうか?」と尋ねるが、「それが…その…」という感じで要領を得ない彼女両親
横から彼女が割って入る
勢いよく前に突き出したのは友人の携帯電話
「これよ、これ!このメールを見てもまだそんなこと言えるの?」

『涼子です。先日はありがとうございました
あんなに心と体が満たされたのは夫を亡くして以来初めてです。
よろしければ、またお会いできませんか?
連絡を取りたいのでhttp://xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxの2800番でお待ちしています』

人間、想定外のことが起こると本当に何も言えなくなる(友人談)
とりあえず何か言おうとした友人だったが、唾が絡んで本当に何も言えないまま固まったてしまう
その間も友人を詰る彼女、言葉を濁しながら「だから、違うんだよ」とオロオロしながら彼女を止めようとする彼女両親
その後、全員でこれは単なる出会い系のメールで浮気だなんだとは関係ないものだと説明するが、
いやきっとこの出会い系で出会ったに違いないと暴走する彼女から携帯を取り上げてその日は解散することに

それから四日後の水曜日、彼女からメールが
『会社の同僚と話していたら、これは本当にただの迷惑メールみたいだ
もう一度、話がしたい』

仕方なく彼女のアパートへ
彼女「出会い系なんて見たこと無かったから知らなかった
   それで、本当に浮気はしてないのね?」


これで友人キレる
彼女が携帯いじって出会い系にアクセスまくったせいで迷惑メールばんばん来る、部屋の弁償などの話もせず謝罪さえない
その場で彼女両親に電話、深夜だけどこっちの知ったこっちゃないと彼女両親を呼び寄せる
話し合いの時とはうってかわって娘の頭を強引に下げさせ、弁償の話も友人の言い値+αを出すと約束する彼女両親
(話し合いの時点では、娘の馬鹿さ加減+説得の疲れで精魂尽き果てていたらしい)
いい大人になって謝ることさえ出来ないのか!と親父さんがブチ切れてていたようだ
このまま彼女と付き合い続けていくのは難しいと言って別れたようだ

これらの顛末を酒を飲みつつ語ってくれた友人は、今は人のベッドを占領して寝息をたてている
寝る前に友人に「書いていい?」って聞いたら、「書いていい」と言ってくれたので書いてみた
自分は下戸だから紅茶を飲みつつ話を聞いていたんだが、一杯ぐらい付き合ってあげればよかったかなと思ったり
まぁ、紅茶4杯も飲んだせいで眠れないんだが