良トメが腰を悪くしてしまったので、亡くなった大トメの親戚の葬式に、代わりに出てくれないかと頼まれました。

なんでも、若い頃にウトが亡くなり、苦労していた時にお世話になったのだとか・・・・・。

確かに腰を悪くしているのに、新幹線に二時間程乗るのは大変だろうと思い、私は快諾。

そして仕事の都合で行けない旦那の代わりに、当時大学生のコウトと共に参列する事になりました。


(香典と共に帰りに美味しいもの食べておいでと、お小遣いまで貰っちゃいました)

その親戚にお家に行ってみると、凄く大きな平屋建で、沢山の人が集まっていました。

トメの代理で・・・・と挨拶すると、ご遺族の方が凄く喜んでくれ、おまけに若い人が私達くらいだったため、色々可愛がってもらえました。

そうして、お葬式が始まりました。

棺桶を前に、お坊さんが念仏(?)お経(?)を唱え、その間に静かにお焼香も進み、滞りなく式は執り行われていました。

念仏も終わり、私が足を痺れさす前に終わってくれて良かったと胸を撫で下ろした瞬間、お坊さんはおもむろに側にあった枝を手にしました。

何をするのかな~?と思っていたら、突然

「そぉいっ!そぉいっ!」

と声を上げながら枝を振り振り、お坊さんが体を左右に揺らし始めました。

あまりの突然の行動に、私はびっくり&ぽかん・・・・・。

唖然と見ていると、どんどんお坊さんのテンションが上がっていく・・・・・。

「そぉいっ!そぉいっ!そぉいっ!・・・・・はっ!」

「ブボッ!!」

変な音がしたため慌てて隣を見ると、一緒に参列していたコウトが俯いて肩を振るわせていました。

つい、私も吹き出しそうになるのを堪え辺りを見渡すと、そのお坊さんの行為を、参列者の方は冷静に眺め尚かつすすり泣いてもいました。


(え?何??これって・・・・お葬式だよね?何で?何でお坊さんがテンションアゲアゲで踊ってんの? 何で、皆冷静に見てるの??)

私は一度ツボったら、なかなか笑いが治まらない質なので、必死にお腹をボコベコ痙攣させて堪えていました。

だけどコウトは最後まで見届けられなかったようで、変な咳をしながらその場を退散していきました。

その間にも、お坊さんは立ち上がって何か踊ってるし・・・・・。

私ももう無理だと思い、立ち上がろうとしたら・・・・・・・・

足が痺れてて動けない・・・・・。

私は結局お坊さんが落ち着くまで、必死に足をつねって笑うのを堪えていました・・・・・・。

あの時は厳粛なお葬式中に笑いそうになって、亡くなられたご親戚、遺族の方に本当に申し訳なく思います。

でも、私の中では修羅場でした・・・・・。

特に、踊り終わった後、お坊さんが大きな溜め息をつき、何事もなかったかのように素敵なバリトンで

「ご遺族の方々・・・・・・」

と挨拶を始めた時が、一番辛かったです。腹筋が・・・・・・。


--後日投稿--


コウトが気になって、帰りがてらにそこら辺のおばさん捕まえて聞いた所、浄土宗か、浄土真宗かの舞踏派らしいです。

ちなみに武闘派と聞き間違えた私はドラゴンボール世代・・・・・。