当時はわからなかったけど大人になってわかった事をふまえながら書きます。

私が小学校に上がった頃に父が出ていった。

理由は浮気。

単身赴任だと母は子供達に説明したが7歳の私は単身赴任の意味がわからず直感的に

「父はもう帰ってこないんだ…」

と気付いた。


月に何度か父と会う生活が6年くらい続いたある日、ふらりと父が帰ってきた。

もう中学生になってた私はさすがに理由も理解していたし、幼子抱えて朝晩働いていた母を見ていたし、ここで父を受け入れたら母がかわいそうにだと思った。

母は父が帰ってきた事に喜んでいたが、父は今まで母にかけた苦労を詫びるどころか母を奴隷扱いした。

惚れた弱みで父に逆らえない母に代わって致命傷にならないように父を刺した。

喧嘩のゴタゴタに紛れて切ったと言い訳できる程度に。

母が奴隷扱いされてまで耐えて愛していた父を私の判断で追い出してよいものか悩んだが、私まだ13歳だもん、判断誤ってもしょうがないよねっ☆と思うようにした。

それから我が家では父の話題はでなかった。

18歳の時に戸籍を取りに行って、私が父を追い出したすぐ後に離婚していた事を知った。

離婚からもう5年くらいたっていた。


2年くらい前にわかったんだけど、父は私が7歳の時に出ていってからずっと浮気相手と暮らしていた。

隠し子もいてうちの家庭と浮気相手家庭と二重生活をしていた。

13歳の時にうちに帰ってきたのは浮気相手にいい加減結婚を迫られ、息子の認知も迫られ、面倒になってうちに逃げてきたようだ。

母と離婚した直後に父は浮気相手と再婚した。

浮気相手はいわゆるボダで、ひどい鬱。

大人になってから然父と浮気相手を見かけたが、かっこよかった父は白髪のボサボサ頭でホームレスみたい。

浮気相手はまだ40代のはずなのに肩までの髪で真っ白、髪は薄くて山姥みたい。

ブツブツ言いながら時々奇声を上げて回りの商品を叩き、父も奇声のような怒鳴り声を上げて嫌がって暴れる山姥を引っ張っていった。

私に気付き慌ててボサボサの髪を直そうと手ぐしを通し、山姥を隠そうとしてすがりつくような目で見てきた父を、哀れだと思う反面ざまあみろと、笑いが止まらなかった。

浮気され隠し子まで作られ養育費も貰えず女手ひとつで子供4人を育てた母は今再婚して幸せです。