就職したてのハタチそこらの頃、 
仕事を教えてくれた当時40歳くらいの上司(一応独身)が好きだった。 
猛アタックの末、なんとか休日デートまで漕ぎ着けいよいよ当日。 



街はクリスマスソングが流れ、私は舞い上がりまくり、彼もまんざらじゃない雰囲気。 
で、しばらく街をぶらぶらして彼が「宝くじ買って来て良い?」。 
必ず高額当選が出ると噂の宝くじ売り場で万単位の年末ジャンボを購入。 
(ここではまだ引いてなかった) 
そしてその宝くじを日曜版の新聞広告に「金運上昇!」なんて 
載って売ってそうなド派手な黄色い長財布に仕舞う彼。 

その宝くじ専用長財布のせいでただのおっさんとしか見れなくなってしまいそれっきりです。