高校生の頃、趣味の学外サークルで知り合った大学生に告白されて、人生ではじめての彼氏ができた 
生まれてはじめての彼氏だし、趣味もあって優しいし、まわりと違って年上と付き合ってる!っていう優越感も多分少しはあって、完全に舞い上がっていた 
舞い上がりつつイチャイチャしつつ付き合い始めて二週間ほどたった頃、夜中の三時頃彼氏から着信 
もちろん寝ていた私が寝ぼけながら電話に出ると、聞こえてきたのは彼氏がすすり泣く声 



・遠距離で付き合っていた同い年の彼女(もちろん私ではない)と、やっと今日別れた 
・別れ話が長引いてやっと今日決着がついたとかではなく、別れを切り出したの自体が今日。つまり私に告白したときはまだその彼女さんと付き合ってる状態 
・何故私と付き合い出して二週間も経った今日なのかというと、単純に彼女さんに別れを切り出すのが怖くて(そんな怖いことをやり遂げた俺を褒めてくれ的なニュアンス) 
・でもこれでやっと彼女は私ちゃんだけだよ!嬉しい!私ちゃんも嬉しいよね⁉ 
・ちなみに泣いている理由は、別れ話の際その彼女さんに散々罵倒されたから 

というようなことを始めは悲壮感たっぷりに、次第に何故か幸せそうに話す彼に、もう何も言えなかった。開いた口がふさがらなかった。どこから突っ込むべきかもわからなかった。とりあえず冷めてしまった。