会社の先輩だった元彼。 
中学時代苛められっ子だったという話を何回か聞かされた。 
いじめは結構ひどくて、「毎日死ぬ事を考えてた」と言ってた。 

そのいじめグループの一人だった人が、うちの会社の零細下請けの社長になってた。 
彼は会議でそこを下請けから外すように仕向けた。 
(もともと、うちも業務縮小で外注先を減らしている途中だったけど) 



「そいつ(苛めてた人)、電話で半泣きだったよ。『ご苦労様です』って明るく言ってやったけど」 
「あいつ子供の具合が悪いんだってさwどうせ嘘だと思うけど」 
と、凄く嬉しそうに私に言った彼。 
普段は体調悪い後輩の仕事を手伝って一緒に残業してあげるような人が、別人になってた。 
いじめは15年も前の話なのに。 
引いたというか、怖いというか、物凄く悲しくなった。 

その後、私と彼が務めてた会社も倒産して、私が地元に帰ったので自然消滅的に別れた。 
あの人は恨みを一生背負っていくのかなー。