私:喪女
姑:普通の派手なおばさん。妙な標準語でかえって訛りが強調されてるような話し方。
男性:まったく印象に残ってない。
女性:30代?キツめの美人。デキる女のふいんき
妹:女性の妹。コロっとした可愛い人。

先日、ホテルのラウンジで一人でお茶してたら(私の月に一度のゼイタクです)向こうの席に
姑・男性・女性の3人がやってきた。
このホテルのラウンジは新幹線の4人席列みたいな感じで、私に背を向けて女性、その向こうに姑と男性が座った。


オーダーと同時に姑が女性にしゃべりまくる。聞きたくないけど聞こえる近さと大声。
便宜上姑としたけど男性と女性はまだ結婚とかしてなくて、どうやらお見合いのあとらしい。
(口ぶりでは当日お見合いだったのか、後日のお付き合いだったのかは曖昧)
姑いわく、やれ女に学歴は無駄だの大学に行く女が増えたから少子化だの、女に稼ぐ仕事はいらないの
それに比べて息子ちゃん(高卒)は親孝行で素晴らしいのと延々語って下さってた。
女性も最初は「はぁ」とか「そうですか」と流してたみたいだが、だんだん返事もしなくなっていた。
男性はただニヤニヤして女性を見て、姑の「ねぇ、息子ちゃんもそうよね?」にうんうんと頷くくらい。
昼のホテルのラウンジなんて女性ばっかなのに絶好調でまくしたて、周りの冷たい目にも気づかない。
言い返さない女性にもイライラし始めたくらいに、妹がやってきた。

「遅れて申し訳ありません、女性の妹です。初めまして」
「あら。まぁぁぁぁ。今更良く来れたわね…仕事ですって?」(挨拶、自己紹介等ナシでした)
「はい、済みませんでした」
「仕事って何やってらっしゃるの?結婚はしてる?」
「医療系で…」
「看護婦?!」
「え、あ、そうです」 

このときの姑の「ま``っ!」ほど醜い声は聞いたことがない。
「やった!」って感じ、「便利なの見つけた!」って感じ、「卑しい仕事して卑しい女!」って見下した感じ。

男性は(女性よりかは)若い妹の方を見て、やっぱりニヤニヤ。
そこからまた姑のステージ。あっという間に妹の現状を聞き出す。
妹は既婚、子供が3人いる。娘2人息子1人。一番下が小学校に入ったので復職し、公務員系の病院で働いている。
某有名大学で学んだので保健師、助産師も持ってて今は認定看護師?に向けて勉強中だと。
「その資格を取ったらお給料は上がるの?」
「どうでしょう、仕事の幅は広がると思います」
「そう、ならその資格は取ってもいいわ。あなた、ウチに来なさい」
「は?」
「よその種の男の子はいらないから置いてきて。女の子は連れてきてもいいわ。
男の子がいるなら畑に問題はなさそうね。持参金はいくら持ってこれる?」
「…私、3人とも帝王切開で産んでまして、これ以上の妊娠はキケンだからって卵管括っちゃってるんですよw今から通るかも解りませんし、卵そのものが傷んでるかもしれませんよ?」

妹の口調があまりにもpgrだったので、姑もさすがに気付いたらしく「馬鹿にして!」と怒り出し、
「こんなおばちゃんたちに関わっちゃダメ!」と男性を引っ張って帰ってった。勘定は払わず。
男性は振り返り振り返りしてたけど結局はおとなしくついてった。

女性は大きなため息を吐いて椅子に頭を預けて目を覆っちゃった。
妹さんが「おねーちゃん、ゴメンね?」と謝るのを手で制止して「こっちも呼びつけてゴメン」と謝ってた。

女性が被害者なのは明らかだけど、妹以外の全員にムカついた修羅場でした。膿家だったんだろうな。