職場の上司…というか、某小学校の教頭への復讐 

スペック 

俺、当時28、小学校教諭 
姪、当時7歳の小学2年生、スウェーデン人の血が1/4入ったクォーター(父親がハーフ)、髪が金髪(ダークブロンド)、海老アレルギー持ち 
姪両親、旦那が日本と瑞典のハーフ、嫁(俺の妹)は日本人 

教頭、当時50代後半、考え方古い、この時代に『アレルギーは本人の甘え』とほざく。混血に差別的
数年前、俺が俺が4年生の担任をしていたある日。給食の時間中に2年生の男子が教室に飛び込んできた。 
「先生! Mちゃん(姪)が!」 
男子は半ばパニックを起こしており、半ば呂律が回らなくなっていたが「Mちゃんがウェーってなって、ブツブツできて…」と何とか伝えてくれた。 
ここで何があったか察した俺。教え子達に「5時間目、自習になるかもしれない」とだけ言って、2年生の教室へ

保険の先生と途中で合流し、教室に行くと、嘔吐、発疹、唇の腫れなど、アナフィラキシーショックを起こした姪の姿。 
そして、何が起きているのかわからず、棒立ちの教頭(※)の姿。 

※担任が息子さんの急病で休みを取った為、教頭がその日は代理で授業を受け持っていた 

ちなみにその日の給食は、エビピラフ、サーモンのムニエル、グリーンサラダ、キャベツのスープ。

姪っ子は、海老アレルギー持ちなので、海老関係のおかずが出るときは別のメニューが用意される。 
今日みたいにエビピラフ等が出る時は、家から白ご飯を持ってくる事になっているから、ピラフは出ない。 
また、以前アナフィラキシーショックを起こし、その苦しさをわかっているから、自分から食べる事もない。となると… 

そんな事を考えながらも、近くの子に姪のランドセルを持ってきてもらい、中に入っていたポーチからエピペンを出す俺。姪っ子にエピペンを使おうとすると…。

「な、何をするのかね! 素人が手を出すのは…」 

と、戯けた事をほざく教頭。どうやら、エピペンを知らないらしい… 

「今やらないと姪の命にかかわるんで! 知らないなら黙っててください!」 

エピペンを使った事で、いくらか落ち着いた姪の症状。 
救急車が到着し、病院に搬送されることになったので、同僚にクラスの事を頼み、伯父の俺が付き添った。

妹夫婦が病院に到着した所で、付き添いを交代し、学校に戻った俺。
2年生の教室に行くと、教頭ではなく、別の先生が授業をやっていた。話を聞くと、姪の事でショックを受けたとかで早退したとの事。
話を聞けなかった事に内心舌打ちしつつ、俺に姪の事を知らせてくれた男子にお礼を言うと、姪のアレルギーに理解のあった担任が、緊急時の対応法をクラスで話し合って決めていたとの事。 
で、担任がいない時は俺に知らせるようになっていたとか…担任GJです。

そして、話を聞いていくと教頭が姪を叱りつけ、エビピラフを無理に食べさせていたと判明。 
まぁ、前々から「アレルギーは偏食の言い訳。単なる本人の甘え」「無理にでも食べていけば治る」とか、姪に対しても陰で「あの年で髪を染めているなんて、親はどういう教育を…」とか言ってましたからね… 
薄々予測はしていたけど、ホントに溜息出たよ。 

帰宅後、妹夫婦にその事を話すと2人とも怒り心頭。明日学校に乗り込むとも言っていたが「徹底的にやりたいから月曜まで待て」と2人を止めた。 
ちなみに、病院で医師の迅速な処置を受けた姪は回復し、1日検査入院はしたものの、次の日の昼には退院できた。

次の日(土曜日で休み)。前もって担任に事情を話しておいた俺は、姪の同級生の家を回り、親御さんに事情を説明。 
同級生の証言を1人1人ビデオに収めていった(プライバシー保護の為、同級生にはお面を被ってもらった) 
その間に妹には、近所に住んでいたPTA会長に接触してもらい、緊急会合を開いてもらうようお願い。

そして、日曜夜。 
緊急会合の席で、証言ビデオ大公開&義弟&妹が涙ながらの訴え。 
義弟、ハーフだけあって滅茶苦茶イケメンです。背高いです。190cmオーバーです。 
もう、参加しているお母さん方、すっかりこっちの味方になってくれました。

PTAを味方につけた俺達。月曜、俺は学校に乗り込んできた妹夫婦と合流し、校長室へ 
最初は自分の非を認めようとしない教頭だったけど、証言ビデオ出したら黙り込んじゃったw 
「教頭、前にアレルギーは甘えとか言ってましたよね? 姪があんな事になったのは甘えていたからですか?」 
「一歩間違えば、姪は死んでいたんですよ。っていうか、似たような事件は前に何度もありましたよね?ご存じなかったんですか?」 
「担任のH先生は、緊急時の対応までクラスで話し合っていたのに、上司である教頭は何してたんですか?勉強不足じゃないんですか?」

黙り込んだ教頭を煽る俺。すると顔を真っ赤にした教頭が 
「私の子どもの頃にはアレルギーなんてなかった!今の子どもが軟弱なだけだ!」 
「あんな年で髪の毛を染めたりするような子に、アレルギーなんてあるか!」 
と仰った。目の前にハーフの父親いるのに、まだ髪染めてるとか…その後幾つか侮蔑的な発言を仰った所で、ICレコーダーを見せる俺

「今の発言、丸ごと録音させていただきました。出すところに出せば大事になりますね」 
真っ赤だった顔が真っ青になる教頭。平静を保っていた校長も動揺している。ここで黙っていた義弟が口を開いた 
「娘の為にも大事にする気はありません。だから、警察に届けるつもりもないです」 
義弟の言葉に露骨にホッとする教頭。次の瞬間、義弟のパンチが顔面にめり込んでたw

鬼の形相で教頭に、スウェーデン語でなにかまくし立てる義弟。妹が日本語に訳す 
「警察には届けない。かわりにその顔を2度と見せるな。怒りを抑える自信がない。次は殺してやる。ファックユー!だそうです」 
義弟のパンチで鼻がつぶれた教頭と、呆然となってる校長を残し、退室する俺達。 

この後、教頭は自主退職して町から去っていきました。